さしかけさんが生まれた時のこと



四国大学経営情報学部の学生さんに向けた講座「社長塾」でお話させていただきました。
大役を終えてほっとしているところです。

今回、「何を話そうか」と自分自身と過去のデータを振り返りながら、
いろんなきっかけや経験を思い出しました。

中でも強烈なのは、「その程度の絵が描けるぐらいでいい気になるなよ」という言葉。
私のデザイナー人生の第一歩、O社に初出勤した日にある上司からいただいた一言です。
窓から京都タワーが見える広い職場でした。

「これからデザイナーとしてやっていくのだ!」という希望はすっかり萎み、
「やはり人生の選択を誤ったのかな」とさえ思いました。

すっかり落ち込んだ帰りの電車の中で、ふと入口付近の手すりにかかった傘が目に入ります。

「誰かあの傘を私にさしかけてくれないかな・・・」。

その時の発想で生まれたキャラクターが“さしかけさん”です。
困っている人や悩んでいる人がいたらそっと傘をさしかけてくれる優しい猫。
あの言葉がなければ“さしかけさん”は生まれていませんでした。

O社では毎日修行のようにキャラクターとイラストを描き続けましたが、
そのおかげでたいていのものは描けるようになりました。

ちなみに、私が退職する時、その上司が「何かあったらいつでも連絡して」
と言ってくれたことがものすごく嬉しかったのを覚えています。
Nどの、お元気でしょうか。

やはり、今見たら拙い技術です。
でも、「拙い」とわかるようになったのは、辞めずに続けてきたからかもしれません。

改めてこれからも続けていこう、と思えた日でした。

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