「戦争のない未来に一票を!」




ムスメ一号(2014年夏休み)作。

本日の「くじらぐも」。

くじらぐも


ムスメたちを習字教室に送った帰り道で出会った「くじらぐも」。

ちょうど、ムスメ2号の「くじらぐも(中川李枝子さん作)」の音読を聞いたところでした。

私も1ねん2くみだったので、こくごの教科書の中のお話がとても身近に思えたものです。体育の時間に「てんまでとどけ、いち、に、さん」とジャンプをしたことも覚えています。

ムスメ2号も1ねん2くみ。
親子で同じおはなしを味わえるのっていいな、と思います。

追いつけない人のこと




「人と比べると不幸になる、
比べるならば、過去の自分と比べなさい。」

最近、いろんな人がいろんな場所で、この内容を発信しているように思います。
一昨日Podcastで聴いた「ラジオ版学問ノススメ」でも弘兼憲史さんがおっしゃっていました。

本当にその通りだと思います。
思いますが、こんな風に思えるようになったのはここ何年かのことです。
それまではとにかく隣の芝生が青く見え、さらにさらに、どんなに頑張っても追いつけない、圧倒的にすごい人たちを意識してきました。

小1の時に、私が言葉にできなかったことを見事に詩にしたチエちゃん。
小4の時に、私が読めない「悪寒」の読み方を知っていたチアキちゃん。
高2の時、絶対に越えられない脚本を書き残したフジイ先輩。
高3の時、透き通る空と風を4m×4mのクラス旗に描いたタナカくん。

と、幼少期より何人かの身近なすごい人に勝手に負けてきたわけですが、25歳の時に出会った彼もまた、追いつけない存在の1人でした。

当時私は、3年間勤めた会社を退職して、デザイナーになるべく『デジタルハリウッド大阪校』という専門学校に通っていたのですが、Illustrator、Photoshop、Flash、GoLive、3dsMAX、どのアプリケーションを使ってもレベルの高いものをつくる人が同じクラスいたのです。

それがイセくんでした。

入学して間もないころ、天神祭で配るうちわデザインの学内コンペがありました。私は居残りして、覚えたてのIllustratorで四苦八苦したデザイン(とよべるのかどうかわからないもの)を提出。私だけでなく、多くの人が同じような状況でつくったものを提出したと思います。

しかし選ばれたのは、居残りしていなかったイセくんの作品でした。花火が盛大に打ち上がっている賑やかな図柄でした。

イセくんはまた、ホームページも開設していました。レンタルサーバーの借り方、独自ドメインの取り方、みんなが知らない時代にです。そして、ただ開設しているのではなく、トップページにはFlashを使った画像があり、しかもセンスがすばらしい。同じ徳島出身で同い年、けれどレベルが全然違う。何かもう、この人には絶対かなわないなぁと思いました。

クラスの人たちも、口には出しませんでしたが、イセくんの作るものや本人のバイタリティを尊敬すると同時に、どこかで「自分はこういうすごい人がいる業界に行こうとしているのだ」という怖さに似た気持ちを抱いていたように思います。ものづくりへの甘えは許さない、そんな厳しさを既に持っている人でした。

イセくんのまわりには彼の話を聞きたい人がいつもいて、私もたくさん話したいと思っていましたが、何だかうまく話せませんでした。自分の作ったものに自信がなかったからです。

卒業制作の時期が近づいたころ、イセくんが病気になり休学したということを聞きました。長期の療養が必要ということしかわからず、誰もが心配したのですが、卒業間近に何日か学校に来ていて、友人の作成したムービーのアテレコに協力した話などを聞き、ほっとしたことを覚えています。

卒業後、徳島に帰ってから、イセくんも活動拠点を徳島に移したということも手伝って、話す機会が何度かありました。

『タウトク』という情報誌の立ち上げに関わった話、独立した話、幕末の話、Tシャツの話、“徳島フォント”の話、デザイナーとしてのあり方、徳島のこと。

私も独立して頑張ってはいましたが、いつもクリエイターとして全力疾走しているイセくんの話を、ただただ「すごいなぁ」と聞くことしかできませんでした。話の内容がすごすぎて、未熟な私は対等に話せないのです。端々に込められた「丸くなるな、尖れ、尖れ!」というメッセージを受け取ることもできないままでした。

そんな中でも、私がつくったものを褒めてくれることが稀にあり、そんな時は本当に嬉しく、少しだけ自分に自信が持てました。

病気がよくないことは何となく知っていましたが、それでも次も会えると漠然と思っていました。でも、もう会えません。9/5、永眠されました。

私はまだこの事実に向き合うことができていません。もうすこし時間がたてば見えることもあるかと思いますが、今はわかりません。書いてみれば気持ちがまとまるかなと思ったけれど分散してしまいました。

とりあえず今日は「今」思い出していることを書いて、
ゆっくり焦らず向き合ってみようと思います。

やっぱり、イセくんには、かなわないな。

うちもそう



先日、徳島県中小企業家同友会で報告させていただきました。

「母親目線の経営革新(!)」というテーマでしたので、
私はどんなことを思いながら子どもたちと接していたのだろう、と
このブログを見なおしてみました。

忘れてしまっていた子どもたちとのやりとりもあり、
ちょっとした感動でも書き残しておくことが大事だと
改めて思っているところです。

中でも、

ムスメ「私、大きくなったらプリキュアになるんよ」

夫「へえ。ほな、小さくなったら?」

ムスメ「トムとジェリーのジェリーになる!」


というムスメ1号と夫の会話を記した
小さくなったら」が面白かったので、
ピアノの発表会へ向かう道中で、話題にしてみました。

----------------
私「お姉さんは保育園の時、“大きくなったらプリキュアで、
 小さくなったらジェリーになる”って言よったんよ」

ムスメ2号「・・・。うちもそうやな」

ムスメ1号「な! ジェリーがいいよなぁ!」
----------------

「小さくなるわけないでぇ!」と言わないムスメたちの思考回路を
額に入れて飾っておきたいと思いました。

檸檬の理由




新しい名刺をつくりました。

今回は絶対に「檸檬」を使いたいと思っていました。

デザインは、情報を極限まで引算して行いたいものですが、
実際の現場ではそういうわけにはいかないことが多いのです。

そうなってくると、必要な情報をまとめながら
どうすれば見てくださる人の心に届くか、
ということを考えます。

考えます、が、ムズカシイ。

そこでいつも私の心にあるのが梶井基次郎の『檸檬』です。

「見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調を
ひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、
カーンと冴えかえっていた。」


多彩な情報の上に一顆の檸檬を置くようにデザインする・・・、
って理想だなと思っています。

カリフォルニヤ産ではなく、
父の畑でとれた檸檬をモチーフにつくった名刺、
機会があればご覧ください。

あわせて、サイトのデザインも一新しました。
お仕事帳に最近のものが追加できていないので、
少しずつですがアップしていきたいと思います。

さしかけさんが生まれた時のこと



四国大学経営情報学部の学生さんに向けた講座「社長塾」でお話させていただきました。
大役を終えてほっとしているところです。

今回、「何を話そうか」と自分自身と過去のデータを振り返りながら、
いろんなきっかけや経験を思い出しました。

中でも強烈なのは、「その程度の絵が描けるぐらいでいい気になるなよ」という言葉。
私のデザイナー人生の第一歩、O社に初出勤した日にある上司からいただいた一言です。
窓から京都タワーが見える広い職場でした。

「これからデザイナーとしてやっていくのだ!」という希望はすっかり萎み、
「やはり人生の選択を誤ったのかな」とさえ思いました。

すっかり落ち込んだ帰りの電車の中で、ふと入口付近の手すりにかかった傘が目に入ります。

「誰かあの傘を私にさしかけてくれないかな・・・」。

その時の発想で生まれたキャラクターが“さしかけさん”です。
困っている人や悩んでいる人がいたらそっと傘をさしかけてくれる優しい猫。
あの言葉がなければ“さしかけさん”は生まれていませんでした。

O社では毎日修行のようにキャラクターとイラストを描き続けましたが、
そのおかげでたいていのものは描けるようになりました。

ちなみに、私が退職する時、その上司が「何かあったらいつでも連絡して」
と言ってくれたことがものすごく嬉しかったのを覚えています。
Nどの、お元気でしょうか。

やはり、今見たら拙い技術です。
でも、「拙い」とわかるようになったのは、辞めずに続けてきたからかもしれません。

改めてこれからも続けていこう、と思えた日でした。

トゲトゲ

キュウリ


家庭菜園のキュウリ。今年1本目の記念撮影です。

今年はホームセンターでなく、
「ガーデンセンター四季彩石井店」で苗を購入したので、
何だか甘みがあるような気がします。

このトゲトゲ感、みずみずしさが、
見えない経験値として子どもたちの心に
チクセキしてくれますように。

「眠い」と「眠たい」

ふと耳に残った「眠たい」という言葉。
「眠い」でも通じるのに「眠たい」とは?

「ねむたー」も「ねむー」も同じように使うなぁと思い検索してみると、
NHK放送文化研究所の方が丁寧に答えてくれていました。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/082.html

“「眠たい」のほうが実感がこもっている。”

なるほど。
少し「嫌だな」というニュアンスが加味されると言われればそんな気もします。

キレ気味に言う時は
「もう、ホンマに眠たいわ!」
「もう、ホンマに重たいわ!」がしっくり来るし、
そういえば「あらい字」より「あらくたい字」のほうが荒れ感があるかも。

言葉の世界は楽しみで溢れています。
子どもの頃、誘いに来てくれた友達みたいです。

少しずつ、見たいものが見えてきた




10日ほど前の風景。

何度も来たことがあるはずなのに、
こんな色彩を見逃していたとは。
自分の心の靄に驚いてしまいます。

そんなこんなで、カタツムリの時速で回復中。
いろんな人のあたたかい気持ちに助けられています。

ザ★昭和

通学路


11時半に下校するムスメ2号を学校近くの神社まで迎えに行く毎日です。

遍路道ということもあり、お遍路さんとよくすれ違います。
写真のような、「ザ★昭和」な風景も残る素敵な通学路です。

今朝は雨。「傘をさして歩く」という初めてのこと、ちゃんとできたかな。


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