檸檬の理由




新しい名刺をつくりました。

今回は絶対に「檸檬」を使いたいと思っていました。

デザインは、情報を極限まで引算して行いたいものですが、
実際の現場ではそういうわけにはいかないことが多いのです。

そうなってくると、必要な情報をまとめながら
どうすれば見てくださる人の心に届くか、
ということを考えます。

考えます、が、ムズカシイ。

そこでいつも私の心にあるのが梶井基次郎の『檸檬』です。

「見わたすと、その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調を
ひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、
カーンと冴えかえっていた。」


多彩な情報の上に一顆の檸檬を置くようにデザインする・・・、
って理想だなと思っています。

カリフォルニヤ産ではなく、
父の畑でとれた檸檬をモチーフにつくった名刺、
機会があればご覧ください。

あわせて、サイトのデザインも一新しました。
お仕事帳に最近のものが追加できていないので、
少しずつですがアップしていきたいと思います。

さしかけさんが生まれた時のこと



四国大学経営情報学部の学生さんに向けた講座「社長塾」でお話させていただきました。
大役を終えてほっとしているところです。

今回、「何を話そうか」と自分自身と過去のデータを振り返りながら、
いろんなきっかけや経験を思い出しました。

中でも強烈なのは、「その程度の絵が描けるぐらいでいい気になるなよ」という言葉。
私のデザイナー人生の第一歩、O社に初出勤した日にある上司からいただいた一言です。
窓から京都タワーが見える広い職場でした。

「これからデザイナーとしてやっていくのだ!」という希望はすっかり萎み、
「やはり人生の選択を誤ったのかな」とさえ思いました。

すっかり落ち込んだ帰りの電車の中で、ふと入口付近の手すりにかかった傘が目に入ります。

「誰かあの傘を私にさしかけてくれないかな・・・」。

その時の発想で生まれたキャラクターが“さしかけさん”です。
困っている人や悩んでいる人がいたらそっと傘をさしかけてくれる優しい猫。
あの言葉がなければ“さしかけさん”は生まれていませんでした。

O社では毎日修行のようにキャラクターとイラストを描き続けましたが、
そのおかげでたいていのものは描けるようになりました。

ちなみに、私が退職する時、その上司が「何かあったらいつでも連絡して」
と言ってくれたことがものすごく嬉しかったのを覚えています。
Nどの、お元気でしょうか。

やはり、今見たら拙い技術です。
でも、「拙い」とわかるようになったのは、辞めずに続けてきたからかもしれません。

改めてこれからも続けていこう、と思えた日でした。

トゲトゲ

キュウリ


家庭菜園のキュウリ。今年1本目の記念撮影です。

今年はホームセンターでなく、
「ガーデンセンター四季彩石井店」で苗を購入したので、
何だか甘みがあるような気がします。

このトゲトゲ感、みずみずしさが、
見えない経験値として子どもたちの心に
チクセキしてくれますように。

「眠い」と「眠たい」

ふと耳に残った「眠たい」という言葉。
「眠い」でも通じるのに「眠たい」とは?

「ねむたー」も「ねむー」も同じように使うなぁと思い検索してみると、
NHK放送文化研究所の方が丁寧に答えてくれていました。
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/082.html

“「眠たい」のほうが実感がこもっている。”

なるほど。
少し「嫌だな」というニュアンスが加味されると言われればそんな気もします。

キレ気味に言う時は
「もう、ホンマに眠たいわ!」
「もう、ホンマに重たいわ!」がしっくり来るし、
そういえば「あらい字」より「あらくたい字」のほうが荒れ感があるかも。

言葉の世界は楽しみで溢れています。
子どもの頃、誘いに来てくれた友達みたいです。

少しずつ、見たいものが見えてきた




10日ほど前の風景。

何度も来たことがあるはずなのに、
こんな色彩を見逃していたとは。
自分の心の靄に驚いてしまいます。

そんなこんなで、カタツムリの時速で回復中。
いろんな人のあたたかい気持ちに助けられています。

ザ★昭和

通学路


11時半に下校するムスメ2号を学校近くの神社まで迎えに行く毎日です。

遍路道ということもあり、お遍路さんとよくすれ違います。
写真のような、「ザ★昭和」な風景も残る素敵な通学路です。

今朝は雨。「傘をさして歩く」という初めてのこと、ちゃんとできたかな。

8年の「。」




先週末、保育園の卒園式でした。

8年間もお世話になった園舎。私がじんわり感じている切なさを、ムスメ2号はわかっていないようでもあり、少しわかっているようでもあり、いずれにしても今あったかい気持ちを共有しているなぁと嬉しくなりました。

きちんと色別にお片付けされたみんなの色鉛筆を撮っていると「なんでほんなんとるん?」と何人かのお友達が寄ってきました。

「これ、かわいいけん好きなんよ」
「ふうん。ほな、てつだったげる!」

大事にしていただいた先生、遊んでくれたお友達、気にかけてくださったパパさん・ママさんに心から感謝しています。

そして1年生、です。

檸檬




父の畑の無農薬檸檬をもらった、という話をしたら
ハチミツに漬けるといいと言ってくれる人がいたので
試しにひとつ漬けてみました。

こ、これは美味しい・・・。

どんな栄養ドリンクよりききめがあるような気がします。

『失敗しない育児のスゴワザ51』のこと

デザイナーとして何の実績もない駆け出しの頃から、
ずっとお世話になっている「ワイヤーママ」さんが、
2013年11月、『失敗しない育児のスゴワザ51』を全国発売されました。
『月刊ワイヤーママ』で連載されている祖川先生の人気コラムの中から
選りすぐりの51本を集めた本です。
そしてなんと、コラムのイラストを描かせていただいているご縁で、
この本にも私のイラストを採用していただいています。
本当に嬉しくてありがたいことです。

連載開始は2004年5月号。ムスメ1号がおなかの中にいる頃でした。
子育て経験のない私が母になり、私自身も読者として参考にさせてもらいながら、
少しでもお母さんたちの笑顔のお手伝いができればいいなと
描き続けています。
(ちょうど来月号の原稿をいただいたところなのですが、
“読者のママさんの気持ちを汲みながらそっと意識改革を促す”
という心あたたまる内容でした。
ぜひ、本誌でご覧になっていただきたいと思います)。

コラムイラスト

この素敵な本を通じて、日本中に幸せな家族が増えますように。

親鸞

お正月の休みを利用して五木寛之さんの

『親鸞(上)(下)』、『親鸞 激動編(上)(下)』を一気に読みました。


現在、徳島新聞に『親鸞 完結編』が連載されていて、
ずっと気になっていた作品です。

お勉強としての歴史が頗る苦手な私にとって、
ずっと教科書の中の二文字であった「親鸞」という人物を、
激動の時代を悩み生き抜いた一人の人間として感じられた
すばらしい読書体験でした。

実は、電子書籍で読んだ初めての小説(青空文庫以外で)。
読み進めたページも残りのページも厚みとして実感がないので、
結果として夢中でページを繰り、
いつの間にか読み終えていた感じです。
本の分厚さに尻込みしてしまう人には
電子書籍はいいのかもしれません。

2014年は、なるべくたくさんの本を読みたいと思います。


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